前回、過去問を繰り返すことで知識が定着し、問題文の言い回しへの感覚が身につくとお伝えしました。
では実際にどのように過去問を使っていたのか。今回はその具体的なやり方をお伝えします。
教材選びは「読みやすさ」で決めた
まず教材選びから始まります。書店でいくつかの教材を比較しましたが、各社の内容にそこまで大きな差はないと感じました。だからこそ、選ぶポイントは**「読みやすさ」**でした。
法律書や学術書のように文字が羅列されているものではなく、親しみやすく手に取りやすいもの。最終的にユーキャンの教材を選びましたが、読みやすさという点では使いやすかったと思っています。
選択式対策として、東京リーガルから出ている「出る社労士」シリーズの一問一答カードも試してみました。ただ正直なところ、あまり効果を感じられなかったので、1回の受験で使ったあとはその後は使いませんでした。合わない教材は早めに見切ることも大事だと今では思っています。
量は段階的に増やしていく
過去問の取り組み方は、最初から無理をしませんでした。
最初は1日30問からスタート。知識がついてきてスピードが上がってくると、1教科丸ごとを1日でこなすようになり、やがて3教科、追い込み時期には1冊丸ごとを1日でやりきるところまで持っていきました。
最終的に10周以上は繰り返したと思います。
間違えた問題は「印をつけて積み上げる」
解いていく中で間違えた問題には印をつけておきます。そしてその印をつけた問題だけをやる日を意識的に作りました。
全問を繰り返すだけでなく、自分の弱点に集中できる日を作ることで、効率よく知識を補強できます。
繰り返し方にも工夫が必要だった
ただ単純に繰り返すだけでは落とし穴があります。
何度も解いていると、問題文の最初の一文を読んだだけで答えがわかってしまうようになるのです。これでは知識が身についているのではなく、答えを覚えてしまっているだけです。
そこで工夫したのが、解く順番を変えることです。
- 2周目は後ろの問題から解く
- 選択肢も最初から読むのではなく、真ん中・最後・奇数など順番を変えて読む
こうすることで、各選択肢がどんな論点について言っているのか、その意味をしっかり理解しながら解くことができます。答えを覚えるのではなく、理解して解くことが目的です。
まとめ:過去問は「量×工夫」で本当の力になる
過去問は繰り返すことに意味があります。ただし、ただ回数をこなすだけでは不十分です。段階的に量を増やし、間違えた問題を重点的に潰し、解く順番を変えながら理解を深める。この量と工夫の掛け合わせが択一式の得点を確実に伸ばします。
次回は、勉強を続けるうえで私が意識していたことをお伝えします。


コメント